Staff interview #12 氏久 達博 / Tatsuhiro Ujihisa

フレキシブルな働き方を重視するグローバルソフトウェアエンジニアがQuipperを選んだ理由

働き方改革が叫ばれる昨今の日本で、「リモートワーク」は会社の生産性を上げる大きな手段のひとつ。生産性を重視する海外で活躍してきたエンジニアにとって、「リモートワーク」は最早必須の労働環境になりつつあります。

日本生まれでカナダ永住権保持、海外での就労経験の長い氏久(以下、ujihisa)。特異なキャリアを持つujihisaは、フレキシブルな働き方ができることを重要視します。

キャリアのスタートをきったのはカナダ・バンクーバー

日本の大学でシステム工学を学んでいたujihisaは、大学院を卒業するとアメリカの大学院に進学しようと受験するも失敗、バンクーバーで就職することになります。「ソフトウェア開発をするなら北米」という思いから、頭の中に帰国の選択肢はなかったと話します。

ujihisa:学生時代から開発案件を受託して働いていたので、最悪バンクーバーで東京の仕事を受ければ食べていけるだろうと思っていました。ありがたいことに当時20人弱だったHootsuite(フートスイート)というスタートアップに就職することができたのです。小さいながらに面白いプロダクトを作っている会社だったので、社長に直接メールを送って採用してもらいました。

そこではいろんな経験をさせてもらいましたね。会社に入ってすぐの仕事はダンボールを開けて自分の椅子を組み立てることでした(笑) 当初無料だったサービスを有料プランにするための施策を行ったり、2013年ごろで既にマイクロサービス化を手がけたりしていました。

当時は日本人開発者は僕しかいなかったので、日本のガラケー向けに開発したり、サービスの日本語翻訳のために必要な裏方システムの開発も任せてもらいましたね。HootsuiteはいわゆるSNSを便利にするサービスを開発していて、当時は日本でmixiが流行っていたので、そのAPI連携に関わる仕事も任せてもらえました。APIに関するドキュメントが全て日本語だったので。

Hootsuiteに6年半いたujihisaが、会社を離れる頃には社員が1000人を超えていました。会社が急激に成長する中でさまざまな経験ができたのは想像に難くありません。
バンクーバーに住みながらアメリカ人の奥さんと結婚し、カナダの永住権をとったujihisaは「日本で一緒に住んだことないから」という理由で、夫婦で日本で住むことになります。来日し、部屋を借りるためにも就職先を見つけなければなりません。当時のujihisaのSNSを見ると、名高い企業からアプローチが来ているのを確認できます。

https://twitter.com/ujm/status/792924213514424321

ujihisa:当時は複数社から声をかけてもらいましたが、一番早く内定を出してくれたFablic, incに就職しました。今は楽天に買収されましたが、フリルというフリマアプリを作っていました。

Fablic, incでは高い負荷に耐えうるだけのサービスにするのが急務でした。データベースのクエリを変えたり、キャッシュのデータ構造を変えて対応しました。他にもセキュリティの問題も発見したので、その対応もおこなっていましたね。




期間限定の日本での生活!日本で就職する際に出した条件

Fablicで1年ほど働いた頃、会社が楽天に買収されます。そうなるとujihisaにとって好ましくないことが起きました。それは服務規程が変わること。Fablicでは段階的にリモートワークを導入していたにも関わらず、当時の楽天ではリモートワークが認められなかったのです。

ujihisa:通勤に片道1時間ほどかかるんですが、毎日2時間も満員電車にゆられるのはきつかったんですよ。それと日本に来た理由の一つが、日本の美味しい魚を捌くことだったのです。日本にいられるのは期間限定だったので、趣味もしっかり大事にしようと思い、リモートワークは私にとって大事な条件でした。

もともと日本にはずっと住むつもりではなかったため、限られた滞在期間を充実させるためにも、転職を考えます。辞めることを公表すると様々な会社から声がかかりますが、ujihisaは先に次のような条件を考えていたそうです。

1 リモートワークを含めフレキシブルな働き方ができること
2 社内に知り合いがいて働き方が具体的にわかること。且つみんなが情熱的に働いている環境であること
3 とても技術的に面白そうな、難しい未解決課題を今抱えていること

結果的にこの3つの条件を満たしたのがQuipperでした。

ujihisa:Quipperでは制度としてリモートワークも可能でしたし、柔軟に運用されていると感じました。

またQuipperの社員がカンファレンスやブログなどで技術に関する発信をしていたため、技術的に信頼できました。仕事ぶりに関しても、Fablic時代にQuipperと協同勉強会を開いており、スムーズに仕事ができる雰囲気を感じていました。『あれもダメ、これもダメと言われる会社ではキャリアに支障が出る』と思ったんです。

そして、Quipperには僕にしか解決できない課題がありそうでした。
Quipperはアーキテクチャが複雑になっていて、開発速度がスケールできないという課題を抱えていたのです。しかも、その課題を解決しようとすると、いろんな部署を巻き込まなければならず失敗した時のダメージが大きいのです。そのため、経験のある人でなければ手を付けられない状況。

幸いにも僕は以前同じような課題に取り組んだことがあったので、チャンスだと思いましたね。アーキテクチャを変えるにはワークフローも変えなければならないので、複数のチームに入って少しずつチューニングしていかなければなりません。実はこの対策はまだ完了していませんし、継続的にやり続けなきゃいけないことですが、その下地づくりはできてきたかなと思っています。

会社のプレゼンスを上げるためのカンファレンスの活動が実を結び始めている

自分にしか解決できない仕事を任されているujihisaですが、もう一つ社内で注目されている活動があります。それがカンファレンスへの参加です。あくまで個人としての参加ですが、発表に絡めてQuipperのPRをしてくれています。ujihisaは学生時代に参加した勉強会で発表したことを機に、自分の技術を発表することはプログラマにとって当たり前と考えるようになりました。

ujihisa:実際にカンファレンスに出たことで、興味を持っていただいている方が増えてきています。

Quipperはカンファレンスに登壇することを積極的に支援してくれるんです。登壇者には上限が決められていますが交通費と宿泊費が支給されます。なので、私だけでなくともみんなQuipperのプレゼンスを上げるためにカンファレンスに参加しています。

Quipperで働くことの面白さ

約1年働いてきたujihisaは、Quipperで働く面白さは2つあるといいます。

ujihisa:働く面白さは『予算はあるのに制約がないこと』と『ダイバーシティ』ですね。Quipperはリクルートに買収されたので、IPOという目標はないものの、予算が適切にあるんです。通常であれば、予算を持っている大きな会社では制約が多くて自由に開発できないことも多い。一方で自由を求めると予算のないスタートアップということになります。これだけ予算を持ちながら、のびのびやらせてもらえる環境は珍しいと思いますね。

それにグローバルな環境で働けるのも面白いですね。開発拠点が日本以外にもあるので、海外の方と一緒に開発しています。言語も宗教も違うのにコードは共有しているっていう感覚が好きですね。いろんな国の人が働いていることで、新しい発見があるので面白い環境だと思います。

Quipperで活躍できるエンジニア像についてはこう語ります。

ujihisa:Quipperでは5つのコアバリューを明確に提示しています。そのうち特に重要だと思っているのが、「Fact based(ファクトベース)」と「ownership(オーナーシップ)」ですね。Quipperではともかくデータをもとに話す文化が根付いています。トップダウンで指示を出すにしても、データがなければ納得してもらえません。どんな小さな意思決定でも感覚で下すのではなく、しっかりデータをとってから行っています。そういう感覚に慣れている人はQuipperで働きやすいと思います。

Ownershipに関しても、自分から動くっていう文化がソフトウェアエンジニアだけでなく会社全体で強いです。ものごとを進める時も、『これやりたいんですけどいいですか?』と聞くんじゃなくて『これやります』って草案を出してくるスピード感ですね。一人ひとりが『言われたからやる』んじゃなくて、『必要だからやる』という意識を持っています。自分で物事を進めていきたいという方は楽しめる環境だと思いますよ。




2019/3/20

※記事中で紹介した事業(名称や内容含む)や人物及び肩書については取材当時のものであり、現時点で異なる可能性がございます。

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