Staff interview #28 金 慧子 / Keiko Kon

社内公募で未経験の人事に挑戦

私はグローバルHRとして、海外の拠点を含めたグローバル全体の人事を統括する役割を担っています。主な仕事は、人事に関する課題に対し、各国のカントリーマネジャーやローカルHRから要望を吸い上げて各種制度や日々の運用に落とし込み、関係各所へ共有したり、各国のサポートをすることです。併せて、人員数や給与情報をはじめとした従業員データの管理、プロモーションミーティングの運営、Performance managementプロセスの推進なども行っています。

 

Quipperには、20184月に社内公募でリクルートテクノロジーズから異動してきました。最も大きな応募理由は、自分たちで世の中にサービスを提供している、エンドユーザーに近い事業会社で働きたいという思いがあったからです。海外に留学していた経験を活かし、英語を使いながら海外に関わる仕事をしたいという思いもありました。

また、Quipperが掲げている社会貢献度の高いビジョンに共感したことや、両親が教師をしていたため教育が身近だったことも大きな後押しとなりQuipperの募集に応募しました。Quipperに入社する以前は各社のシステム部門と連携し社内システムに関する問題解決を行うなど、全く異なる分野に携わってきたため、人事は未経験でした。しかし恐れる気持ちはなく、むしろ新しい挑戦をすることにワクワクしました。

初めてづくしの大仕事をやり切った

今回、人事制度の改定に対してMVPをいただきました。この人事制度の改定は、2018年の下期から検討を開始したのですが、192月には会社の承認を得て、3月には従業員に広報を行うというチャレンジングなスケジュールでの推進でした。そのスピード感のなかで、初めてづくしの仕事をクオリティを落とさずやり切れたということが、MVPに選んでいただけた理由だと考えています。

 

振り返って最も大変だったのは、人事経験も各国の知識もないために、人事の方々やカントリーマネジャーが話している内容や、普通はどうするのかといった基準がわからなかったことです。最初は何がわからないのかもわからない状態でした。

 

そこで、まずは自分の中でどのように人事制度を改定するかイメージを固めようと、とにかく情報を集めました。各国のスタンダードを調べるのであれば、各国のカントリーマネジャーに聞くことはもちろん、インターネットや本で調べたり、習っていたオンライン英会話のフィリピン人の先生にもフィリピンの話を聞いたりと、持っている手段はすべて駆使しました。

 

また、各国からあがってくる要望をすり合わせ、落としどころを探すのも大変でした。一つの決定が従業員の生活や離職率に直結してしまうため、失敗が許されないとてもセンシティブな状況で、本当に大きなプレッシャーがありました。

各国の課題にあわせた制度を導入

Quipperの人事制度はもともとグローバルで統一したもの制定していました。しかし、課題整理の中で、各国で異なる課題感があることが分かったため、一部の制度を分けることを決断しました。

 

Quipperでは、2016年よりリクルートと同等のミッショングレード制をグローバル全体に導入しており、担う役割や職務(ミッション)の価値・難易度・影響範囲に応じてグレードを定め、グレードに応じて報酬額が決定する仕組みになっています。

 

しかし、この制度だけでは各国の課題に対応することが難しかったため、各国に適した制度を追加しました。同制度作成においては、将来的に矛盾が起こらないように先々の運用までを見据えた設計が必要でした。また、報酬については各国で法的な制約があったため、弁護士への確認を行いながら、法律を遵守しつつ、細かな調整も行うなど、すべてにおいて万全の注意を払いました。

    

 

人事制度の改定に着手したときは、ゴールが全く見えない状態で、先を見ると気が遠くなるほどでした。しかし、とにかく一つひとつを着実に進めていこうと、「次のミーティングまでにはこれを終わらせる」「いつまでに合意を得る」といったように、スケジュールから逆算する形で小さなゴールを設定しながら進めていきました。

 

自ら希望して未経験の人事に異動したことに対する責任感や、これを乗り越えられたら大きな経験になると感じられたことも、やり切れた一つの要因だと思います。考えているだけでは前に進められないので、情報が不足しているならとにかく調べてみる、海外の制度案もとにかく一度つくってみるというように、どんどん行動を起こすことを意識しました。

会社規模とフェーズに合った最適解を見つけたい

先ほども少し触れましたが、前職では各事業の総務部や情報システム部の方々の困りごとに対して解決策を提案していましたが、もっとユーザーに直にサービスを提供する事業会社で、なお且つ、自分の裁量をもって働きたいという願望がありました。

今の人事の仕事は自分の行動の成果に対する反応を知ることができ、少しでも良い方向に向かっていると感じられるのでやりがいを感じています。実際、今年の7月にインドネシアに行った際に、あるマネジャーより新しい制度によって以前よりもやりやすくなったという声を聞けたときは本当に嬉しかったです。

 

私は普段から従業員のみなさんが働きやすいようにということは大前提として、誰の何のために仕事をしているのかという意識を持つことを大切にしています。

人事制度の改定では、従業員がモチベーション高く働いてもらえるように、マネジャーやカントリーマネジャーがメンバーへのフィードバックをしやすくなるように、日頃の運用では、ローカルHRが採用活動で優秀な人材を逃さずに採用できるように、ということを意識しながら推進していきました。

 

今後は、今よりもさらに視座を高く持ち、会社のフェーズに合わせて制度を決め、その理由をしっかりと自分で説明できるようになることが理想です。

 

グローバルで統一した人事制度を一部分けたように、その時々の各国のマーケット状況や会社の状況に応じて、守るものと捨てるものを判断し、より良く変えていくことは必要だと思っています。また、リクルートグループとして守らなければならないこともあるので、適正なポイントを探りながら、Quipperの会社規模とフェーズに合わせて最適な方法を見つけていきたいと思っています。  



 

2019/4/24

※記事中で紹介した事業(名称や内容含む)や人物及び肩書については取材当時のものであり、現時点で異なる可能性がございます。

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