Staff interview #08 Takuya Homma

インターネットで世の中を良くする!

山形県の高校から東京大学へ進学したのですが、大学がおもしろくなくて中退し、そのあと英国ロンドンの大学へ留学しました。そしてそのまま英国でQuipperに創業メンバーとして参画です。

 じゃあなぜQuipperだったのか。

 東大入学直後、梅田望夫さんの『ウェブ進化論』という本が流行っていて、たいへん衝撃を受けました。そこで直接ご本人に連絡をして、今も師匠のような存在でいていただいています。お話を聞くほどにインターネットで世の中を良くするんだという意は強くなり、自分でもその方面で何かやりたい気持ちが高まりました。英国留学前に実際にシリコンバレーに半年ほど滞在し、本場の熱狂を体験したのもよかった。


 それと同時に、大学時代には米国の大学の授業をオンラインで受講したりしていて、どこにいても最高級のコンテンツで学ぶことができると実感しました。またそのころ、中国・インド・アフリカなどあちこち世界を旅して回っていて、地域によっては教育がまったく行き届いていないことも痛感していました。例えば、ケニアだと学校に行くのに徒歩で片道6時間以上かかってしまうこともよくあります。そしてクタクタになって学校についても、先生がいなかったりすることがしょっちゅうある。
 
 ネットで世界をよくしたいという思い。教育はオンラインで得られるという実体験。そして世界には教育が行き届いていないと感じたこと。それらの思いが渦巻いているときに、英国で渡辺さんと出会いました。全く同じビジョンを、強い意志を持って実現しようとしている人が、いきなり偶然目の前に現れた。それで学生インターンとしてQuipperに入って、そのまま創業経営メンバーとしてジョインしたのです。

フィリピンや米国で挑戦を重ねる

 2011年に入社して、最初の3年は、いろんなことをやるものの失敗ばかりでした。ニューヨークで米国のサービス立ち上げをリードしたけれど、うまくいかなかった。原因を突き詰めるなら、ユーザーの欲しいものを提供できていなかったということに尽きます。供給者側の論理に頼って、僕らが「こういうものを欲しいのだろう」と思うものを出してしまい、それがうまく刺さらなかった。

 米国は学校が充実していて学外で個人的に勉強する人が少ないとか、トップ層はすごく勉強するけどあとの人はあまりしないとか、教育事情が州によってマチマチだといった要因もありましたけれどね。ちなみに、インドやロシアなどへの展開の検討もリードし、実際に現地校をいくつも訪問してみたのですが、教育制度やアプローチに大きな違いがあるというのもここで強く感じました。

 その後、2014年にはフィリピンへ進出。英国からQuipperSchoolのサービスを動かしていました。コンテンツをつくって、採用もして進めるものの、いまいち立ち上がりきらずどうしようと思っていたところ、1人の先生が非常に積極的に使ってくれているという。じゃあその先生に会いに行こうと急遽現地へ出かけました。

 学校での様子を見学させてもらうと、これまであまり勉強なんてしていなかったような生徒が、ゲーム感覚で問題を解きまくっていたりした。その先生からは、いろんなリクエストをいただきました。このボタンは見にくいとか、フローが多くてクリック数がちょっと多いとか。彼女の紹介でフィリピンの他の地域からの先生も巻き込んで、毎日毎日、対面やFacebookメッセンジャーで夜中まで作戦会議をしていました。

 それらの指摘に応えるように直していたら、どんどんサービスが広まっていくようになりました。この体験が、僕の中での「User-first」の原点です。



インドネシアでの急拡大

勢いに乗り、次の年の2015年にはインドネシアへ進出しました。インドネシアは大学の数が少ないので受験競争が激しく、受験産業が成立しています。20-30年前の日本に近く、市場としてかなり有望です。

 Quipperの認知度はすでにかなり高まりましたし、EdTech事業者としてナンバーワンの地位を確立しています。ただし認知度の数字は48パーセントほど。これを7、8割に高めたい。生徒数だってまだまだ伸ばせます。

 他のプレーヤーも出てきました。優位性を保つには、ユーザーとの関わりを密にしていくことに尽きます。今年は、「学習成果に対する圧倒的コミットメント」をテーマに、コンテンツの質を世界トップレベルまで一気に高める予定です。

 また、インドネシアでは、受験生たちが大学のことをまったく知らなかったりします。そこで大学の情報を手厚く提供したり、この大学に受かるにはこういう勉強をしようという道筋を提供したりすることも大事になります。先生たちにはITのトレーニングをし、生徒にはコーチ的なアドバイスもするなど、他社には模倣不可能なレベルできめ細かくやっています。最初から最後まできちんと面倒をみるプレーヤーが勝つだろうと思っています。

 インドネシアには現在、500人ほどのスタッフがいます。これだけ組織規模が拡大すると、事業の意義・ビジョン、そこに到達する道のりを、何度も何度も、丁寧に伝えていく必要があります。そういったheart to heartのコミュニケーションを続けることで、僕の想いをさらに周囲に熱く伝播してくれる人が現れ、皆が同じ方向を向いてビジョン実現のために邁進していく組織ができていくのだと思っています。

世界平和のためのQuipper

世界に教育を届けるためにQuipperへ入ったのですから、目指すは世界一の教育サービス企業です。僕らのサービスを必要としてくれる人は世界規模で10億人います。「Quipperの世界展開の1年の遅れが、世界にとって1年の大きな損失になる」と本気で思っていますので、毎日必死です。

 でも、ひとつの国でしっかり利益を出しつつ再投資するモデルが完成すれば、他の国にも一気に広めていくことはできると考えています。日本のスタディサプリがそうなりつつあると思うので、汎用性あるかたちでうまく展開していけたらいい。もちろん国ごとの差異には丁寧にアジャストしていく必要がありますが。

 世界一の教育サービスを目指すうえでは、あらゆる分野を磨いていかないといけません。世界一の組織じゃないといけないし、プロダクトのクオリティも世界一であるべき、PRもマーケティングも世界一のこだわりを持っていなければいけない。僕自身も、世界一の経営者、そして世界一のビジョナリーになるために日々努力しています。Quipper Identitiesの一つである「Growth」は、個人としても組織としても重視していきたいと思っています。

 サービスに関して言うと、届ける教育の中身が、今はかなり受験に特化しています。これももっと幅を広げていきたい。80年の人生のうちの、3年間だけの教育を効率よくするのもいいけれど、人生のどの時期にだって教育は必要ですから。

 僕のQuipperを通した個人的な夢は、「世界平和」です。世の中はどんどん複雑化し、社会変化のスピードも速くなっています。非常に不安定になっている。そんな中、教育こそが世界を良くするのに一番重要なファクターだと思っています。その教育をグローバルレベルで牽引していくQuipperの、人類の未来に対する責任は非常に大きい。それくらいの気概と矜持をもって事業を推進していきたいです。

  1. Quipper Career Tokyo
  2. スタッフインタビュー
  3. Takuya Homma

Quipper uses data collection tools such as cookies to provide you with a better experience when using our website. You can learn how to change these settings and get more information about cookies here.

Agree