Staff interview #12 船瀬 悠太 / Yuta Funase

教育によってその人のポテンシャルが決まってしまう

Quipperに入社する前はコンサルティングの会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに4年ほどいました。3~6か月単位で違うクライアントに関わり、入社初日から一人のプロフェッショナルコンサルタントとしての振る舞い・スキルが問われる濃密な日々でした。充実していましたが、クライアントの方々と決定的に違う点がありました。それは自分が経営に関する意思決定に関わっていないということ。最終的な意思決定こそが、胆力も求められるし責任も問われる、そしてそれこそが経営力。いつか自分もそちら側に立ちたいという思いが強くなったというのが転職を考え始めた経緯です。

教育に対する課題感が芽生えたのは大学時代でした。大学院生の時にウォータールー大学というカナダを代表する理工系中心の大学に留学したのですが、他の国から来ている留学生の優秀さに驚きました。授業での発言量、課題に対するコミットメント・アウトプットの質が自分とはレベルが違う。自分は日本ではまあいい教育を受けてきたつもりだったのですが、大学教育というステージでは世界に置いて行かれてしまっていることに気付きました。

その時の悔しさがそれ以降の原動力になっています。教育は、人が持つポテンシャルを最大限開花させることもできるし、逆に道を狭めてしまうこともできる。自分をもっと伸ばしていきたいと思ったのはもちろんのこと、人はどうすると成長するかをもっと突き詰めてみたいとも感じて、教育で何か成すことをそれ以降ぼんやりと考え始めていました。

Quipperの噂を聞き、渡辺さんに会って話を聞いた時はとても興味が沸いたのですが、「自分の目で見て決めたい」と思ったので、有給を取って、交通費は私費を使ってロンドンオフィスに一週間インターンに行きました。結構仕事しました(笑)。その後、東京オフィスにも見学に行き、スタートアップらしいスピード感・強いチームに魅力を感じ、入社を決めました。

良質なコンテンツと営業活動が実ってインドネシアで急成長

QuipperIndonesiaの事業に携わっていると、QuipperVideoが明確にインドネシアの生徒・先生・学校に価値をもたらしていることがはっきりと認識できます。例えば、都市部からは離れた地域に住んでいて、塾などに行くお金はなかったが、QuipperVideoを使い始めたことで大学に受かった生徒の例などはよく耳にします。これは強いモチベーションになりますね。QuipperVideoが生徒のポテンシャルを開花している好例です。

インドネシアでは良質な教育へのアクセスが無い生徒も多い。まずは質の高い教育へのアクセスを提供することが、Quipperがこの国で価値をもたらしていくうえでの「最初の」一歩と考えています。

Quipperはインドネシアでユーザー数を急拡大してきました。直接的には営業活動が実ったとも言えます。過去3年で1.5万件以上の圧倒的な数の学校訪問をこなしていきました。ですが全く胡坐はかいていられません。サービス・コンテンツを磨き続けて、より高い価値を提供していくことが我々の使命です。

インドネシアで「Quipperドリーム」な人材を生み出したい

インドネシアの会社としての規模も大きくなりました。ピーク時で600人いた組織を推進していく上で腐心しているのは、「仕組化」するところ。規模は大きくても、情報が透明化され、ベストプラクティスがきちんと共有されることは必須です。そして、全員が多少の負けん気とオーナーシップを持って同じビジョンに向かって突き進んでほしい。決して属人的になるのではなく、組織力で勝ちに行く。そしてその結果としてのスーパースターが生まれる、そんなポジティブなサイクルが回りだすといいなと思っています。

実際に営業組織では何人もスーパースターが生まれ始めています。ある拠点の契約社員だった20代の女性は、その活躍が認められ、リーダーになり、正社員になり、そして拠点長にまでなりました。さらに昨年は拠点長として圧倒的な成績を残し、Quipper GlobalのMVPにも拠点長として唯一選抜されました。

そこまでの道のりはわずか2年、彼女のリーダーシップは今やチームに欠かせなくなっています。

こういった組織マネジメントにおいては、リクルートのナレッジに何度も助けられてきました。今まで様々な角度からナレッジを提供してくださった皆様には大変感謝しています。

ところで、最近この仕組化において嬉しい出来事がありました。営業チームの立ち上げをずっと一緒にやっていたマネージャーから、とある別のチームに関して「仕組化」「型化」が全然できていないと指摘があったのです。このマネージャーとは、営業立ち上げの時期からずっと喧々諤々の議論をしながら、仕組化の重要性、KPIをシンプルにすることの大切さをずっと伝えてきました。その過程も経て、300人の営業チームは彼女たちの奮闘のお陰もあり、かなりのレベルで仕組化が進みました。しかし、その別の指摘を受けたチームに関しては、私も関わっていたにも関わらず、いくつかの理由からまだ仕組化が十分進んでいませんでした。例えば、電話のスクリプトが統一されていなかったり、モニタリングのデータが不揃いだったり。「これまで何をやってきたの?」と逆に問い詰められた時は背筋が凍りましたが(笑)、この人がちゃんと問題意識を持って組織の仕組化に取り組んでいるのを見て、組織が盤石になってきていることを実感しました。彼女はどこにいっても仕組化のプロとして活躍できるでしょう(笑)。


Quipper・スタディサプリを教育コングロマリットに

Quipper・スタディサプリを今後、教育サービスとしてのインフラにしていきたいです。Quipperで学力の現状把握、苦手克服、進路選択、しいては職業選択までできるようになる。Quipperをやったらやっただけ恵まれる。健全な競争を生み出し、ポテンシャルを開花させることができる、そんなインフラになることが理想です。

それと同時にQuipperIdentityのGrowthにもある通り、メンバーが他のどの会社よりも圧倒的なスピードで成長できる組織にしていきたいです。幸い、Quipper・スタディサプリには多くのアセットがあります。そして、これだけ社会的な意義があって、かつ難易度が高い事業なんてそうそう世の中にはないと思います。ぜひメンバーには自分たちは教育業界のフロントランナーであり、他の誰もが解けなかった課題を解いていることを誇りに思ってほしい。そして、一瞬一瞬を噛みしめながら日々の業務に取り組んでもらいたいです。

そして、組織を一体化させるためのビジョンを構築すること、そして浸透させることはインドネシアでは私の仕事ですが、まだまだ十分にできているとは言えません。メンバーのエネルギーが最大限発揮されるよう、私も精進して明確なビジョンを掲げ、粘り強くコミュニケーションしていきたいと思います。日々ユーザーに向き合って必死に仕事をしているインドネシアメンバーには感謝しかありません。

いずれは、Quipper・スタディサプリがブランドとして世界中に認知され、本当に世界の果てまで届けられたサービスになることを夢見ています。そして世界中のタレントが参画したくなるような組織であってほしい。それが1990年代はインテルやマイクロソフトだったかもしれない。2000年代はGoogleやFacebookで、将来はQuipperかもしれない。そういう存在になる芽はあると思います。今後の一企業の価値は時価総額や売上だけではなく、社会への貢献度も指標として見られてくると思います。CSRとかではなく、事業そのものの社会的重要度が定量化される時代は来るでしょう。そのときにはQuipper・スタディサプリが、しっかり価値を生んでいると証明できるようになるはずです。

最後に、ぼくがやはり個人的に最高の瞬間だと思えるのは「できないことができるようになった時」。この瞬間を生徒に味わってほしいし、何よりQuipperのメンバーに味わってほしいと思っています。そしてその経験をバネにして、また新しいことに挑戦するサイクルが生まれる環境こそが、我々が目指すべきところだと思っています。

  1. Quipper Career Tokyo
  2. スタッフインタビュー
  3. 船瀬 悠太 / Yuta Funase

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